風邪には葛根湯⁉
- 漢方まりも(店主:まりこ)
- 2024年11月18日
- 読了時間: 3分
ついこの前まで昼間はクーラーつけるほど、暑かった佐賀も、めっきり冷え込んできました。
みなさん、体調崩したり、または風邪気味だったりしませんか?
風邪をひくと大抵の方は、風邪薬を飲む、または病院で診てもらう、病院に行く時間のない方は、仕事帰りにドラッグストアなどで選んでもらって対処している方も多いと思います。
「風邪をひいたら葛根湯」というキャッチコピーもよく見かけますので、風邪には葛根湯!ファンの方も世の中には多いかなと思います。
葛根湯は風邪ひいた時以外でも、肩こりなどにも使えて便利ですし、効く人には劇的に効きますが、葛根湯が合わないタイプの人や、葛根湯を飲む状態じゃない時に飲んでしまうと、まったく効果を感じられないどころか、むしろ逆効果を及ぼすこともあります。

西洋医学だと、症状が起きている部位や臓器など異常が起きているのを検査などで数値化し、治療を行うので基本的には治療方針が人によって大きく異なってしまうことはありません。
喉を見て腫れていたら炎症止め、鼻水が出ていたら鼻水止め、頭痛がするなら解熱鎮痛剤…など、薬の種類はたくさんありますが、保険適用に該当するお薬の中から適切なものが処方されます。
東洋医学では、検査数値や病名に着目するのではなく、その人のタイプや自覚症状など、その人を診ることに着目して治療をします。
ですので、西洋医学では検査しても異常が見当たらないものや、数値的に問題なかったとしても、東洋医学では対処できることが多々あります。
むしろ、その未病の状態こそ得意とするところでもあります。
葛根湯は漢方薬ですが、風邪をひいているからといって、いつでもどんな状態でも、どんな人にでも葛根湯!というわけではありません。
葛根湯に限らず、漢方薬に関してはその方に合ったものを選ばないと、
「飲んだけどまったく効果なかった」
もしくは
「あんまりピンと来なかった」
もっというと、
「漢方薬飲んだら逆に調子悪くなった」
などということになるかもしれません。
自分の体にカギ穴があるとしたら、その穴にぴったり合う漢方薬というカギを見つけることさえできれば、不快な症状はびっくりするくらい早く効いてくれます。
ただし、一過性の風邪だとしてもあまりにもこじらせてしまうと回復に時間がかかったり、もしくは1日に飲む漢方薬の量が増えてしまい、お財布にも痛い状態となりますので、風邪かも?と思ったら、自分に合った漢方薬をすぐ飲んでおけば安心です。
こんな状態の時に自分には何の漢方薬が合うんだろう?と思ったあなたは、漢方まりもにいらしてくださいね♪
快適な毎日を過ごせるお手伝いをさせていただきます!