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花粉症の薬、何つかってる?

花粉症の薬、どう選んでる?市販薬と処方薬の違い

3月に入り、だいぶあったかい日が増えてきましたね!

春の陽気が嬉しい反面、花粉症の人にはつらい時期の到来です。

日本では約4割の人が花粉症だといわれています。

つまり、4人に1人は花粉症・・・。多いですよね。

毎年のことだから「今年もいつもの薬で…」と考える人も多いと思います。

今回は、花粉症の薬の種類や、市販薬と病院の処方薬の違いについてお話しします。


1. 花粉症の薬にはどんな種類があるの?

花粉症で出される薬には大きく分けて「抗ヒスタミン薬」「ステロイド点鼻薬」「抗ロイコトリエン薬」などがあります。


・抗ヒスタミン薬 

花粉症の症状を引き起こす「ヒスタミン」という物質の働きを抑えて、くしゃみ・鼻水・目のかゆみを軽減します。

・ステロイド点鼻薬

鼻づまりがひどい場合によく使われる薬です。

炎症を抑えることで、鼻の通りを良くします。

・抗ロイコトリエン薬

気管を拡張させる作用があるため、喘息症状や鼻づまりなどに使用されます。

花粉によるアレルギー症状で、一般的によく使われるのは「抗ヒスタミン薬」が多く、医師の処方やドラッグストアなどで飲み薬として市販でも販売されています。


2. 抗ヒスタミン薬の種類と注意点

花粉自体は体に害をなすものではないのですが、花粉症の方は、花粉に過剰に反応してしまう抗体が多く作られてしまっている状態です。

ヒスタミンは、外敵から体を守ってくれる物質なのですが、害ではないのに外敵と同じように反応し、花粉を洗い流そうとくしゃみ、鼻水、涙などを出してしまいます。

そこで、ヒスタミンを抑えることで花粉による症状に対処しているのが「抗ヒスタミン薬」になります。

第一世代の抗ヒスタミン薬は、作用が大きく効き目が早い反面、強烈な眠気や全身の怠さ、口の渇きなどの副作用があるため、今は比較的、副作用の少ない第二世代や第三世代の抗ヒスタミン薬がよく使用されます。

ただし、あくまでも表面に出てくる症状を抑えるための対症療法であり、たとえヒスタミンを抑えたところで、花粉によるアレルギー症状は体の中で起きています。


3. 市販薬と処方薬の違い

薬局やドラッグストアで手に入る市販薬と、病院で処方される処方薬

それぞれに特徴があります。


・市販薬の特徴

  • 手軽に購入できる

  • 価格が比較的安い


・処方薬の特徴

  • 医師の診察によるので自分で選ばなくて良い

  • 市販薬よりも成分量が多く、効果が高いものもある

  • 保険適用で、場合によっては市販薬より安くなることも


たとえば、「病院に行く時間がない」「軽い症状だから手軽に対処したい」なら市販薬で様子を見るのもアリだとは思います。

一方で、「毎年ひどい症状が出る」「市販薬ではあまり効かない」と感じるなら、病院や専門家に相談して対処するのがオススメです。


4. さいごに

今や国民病とも呼ばれる花粉症。

毎年、この時期、花粉に対処した薬を使用されている方は多いです。

毎日が忙しく、とりあえずの対応法としてアレルギー薬を飲むことも選択肢の一つではありますが、市販でも処方箋でも、抗ヒスタミン薬を飲み続けていても、花粉症は治りません。


次回は、花粉症の対策を漢方の観点から、もう少し詳しくお話ししようかと思います。

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