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腸を鍛えて風邪にまけないカラダに!

昨年、風邪についての記事を書きましたが、インフルエンザの流行がまったくおさまる気配がないどころか、ますます拡大していってますね。

年末年始で多くの人が集まったりなど人の動きもあったでしょうし、休みに入って一年の疲れがドッと出たところに・・・という方も少なくない気がしますね。


今回も引き続き、感染症に対する話ですが、腸を中心にお話ししたいと思います。

世間では、免疫力アップといって乳酸菌飲料をCMしていたりなどしますよね。

腸についてはまだ解明されてないことも多いのですが、腸内環境と免疫については大きな関係があることがわかっています。


腸内環境と免疫細胞の関係

・免疫細胞のほとんどが腸に存在する

腸というと、「食べ物を消化して吸収する器官」というのが一般的なイメージだと思いますが、それだけではなく生命活動を維持するのにとても重要な役割があります。

人は生きていくエネルギーを得るため、食べ物を口にしますよね。

口から入ってくるものは、それが食べ物でも、菌でも、ウィルスでも、体にとっては異物です。

外部から入ってくるものには、生命をおびやかす病原体が含まれることもあるため、病原菌を取り込まないよう腸には多くの免疫細胞が配置されています。


そもそも人はどうやって感染するのでしょう?

主な感染経路は4つあります。

①飛沫感染

セキやくしゃみ、人との会話などで飛ぶ唾液による感染

②接触乾癬

病原体が付着したものに接触し、その手で目や鼻や口などを触ることで感染

③空気感染

空気中を漂う病原体を吸い込んだり、付着したりして起こる感染

④経口感染

食品に病原体がついており、それを口にすることでの感染

ただ、多くの菌やウィルスは加熱により死滅するものが多いです。


血液からの感染や性交による感染などもありますが、現在大流行のインフルエンザやコロナウィルスに関しては、飛沫と接触による感染がほとんどです。

このように外から病原体が入ってくることが多いため、外からのものを取り込む器官である腸には多くの免疫細胞が配置されているのです。


・腸はメンタルにも大きく関係する

ただ単に食べ物を消化吸収するだけではない重要な器官である腸。

実は、心身の不調にも大きく関係することがわかっています。


「脳腸相関」って聞いたことありますか?

脳と腸は、密接に関係していて相互に影響を与え合っています。

たとえば、大きなストレスを感じたり、イライラしたり、極度に緊張や不安を感じたりするとその情報は脳から腸へ伝えられ、お腹が痛くなったり、下痢や便秘になったりなど、腸の不調を引き起こすことがあります。

その逆で、腸から脳へも情報が伝えられています。

脳と腸は情報交換しあっていて、腸の状態が悪いと脳にも悪影響を与えてしまうということです。

神経伝達物質の多くは腸内で合成されており、自律神経を安定させるセロトニンや、副交感神経に関連するアセチルコリンなども腸で作られるので、腸は「第二の脳」と呼ばれることもあるほど、脳に影響を与えています。

セロトニンは自律神経を安定させる役割のある神経伝達物質ですが、良質な睡眠に欠かせないホルモンのメラトニンは、セロトニンを原料に作られますので、心身の安定のためにも自律神経やホルモンの働きはとても重要です。

便秘や下痢など、大したことないと思う方もいるかもしれませんが、腸の不調は消化吸収だけでなく、免疫系、自律神経系、内分泌系と様々な部分に関係してきます。



腸内環境を良くすることの主なメリット4つ

ここまでで、腸が持つ役割が消化吸収だけではないことがわかっていただけたと思います。

腸が元気に活動するには、腸内細菌たちの働きも大切です。

腸には、5000~1000種類以上の種類の菌が住んでいます。

その数は30~40兆個という説や100兆個以上ある説など、見解がどんどん変わりますし、今だ解明されていない事が多いです。


健康のカギを握る腸。

その腸を良好な状態に保つことのメリットについて簡単に4つあげますね。

①免疫細胞が活躍する

免疫細胞の多くが配置されているのが腸です。

健康で綺麗な腸内環境だと、病原菌と戦う免疫細胞がスムーズに活動できます。

また、各細胞を作る材料となる栄養素をきちんと消化吸収することも大切で、全身のあらゆる臓器がきちんと役割を果たすようになります。

②心身や自律神経の安定

脳腸相関という互いに影響し合う関係により、腸の状態が良いと脳にも良い影響を及ぼします。

ハッピーホルモンのセロトニンの分泌がスムーズになることにより、精神や自律神経を安定させ、また良質な睡眠にも繋がります。

③アレルギーの軽減

体内に入った異物を排除する役割のある免疫細胞が、本来は無害であるはずのものに過剰反応するアレルギー。

腸内細菌の働きを良くすることで、この誤った防御反応を抑える効果が期待されます。

腸内環境が崩れていたり、未発達だったりすると免疫機能が低下しますので、腸の状態を良くすることが大事です。

必要な場合は仕方ありませんが、むやみやたらに抗生物質をとることも腸内環境を乱しますし、耐性菌という大きな社会問題もあります。

④美肌やダイエット効果にも

腸を健康にすることで便通が良くなり、肌が綺麗になったり、代謝がアップして、脂肪燃焼に繋がることも。

余分なコレステロールが体内からきちんと排泄されるなどダイエットの方には嬉しい効果がありますが、中には食べているのに栄養を吸収しきれず、疲れやすかったり病気しがちな虚弱な方もいます。

必要な栄養素はきちんと吸収して全身の細胞にいきわたらせ、また不要なものは排出することで毎日の健康を維持しましょう。


基本はバランスの良い食事と十分な休息ですが、そもそも腸が不調で必要な栄養素を吸収しきれないと全身の細胞の元気がなくなりますよね。


腸は、胎児の時に一番最初に作られる重要な器官です。

脳が先に作られると思う人が多いのですが、実は腸なんですよね。

人のカラダって本当に複雑ですごいシステムだなと思います。


最後にアドバイス

さて腸内環境を良くするためには生活習慣や食生活を見直すことはもちろんですが、現在何かしら不調を抱えている人は腸の立て直しに役立つ漢方薬や乳酸菌などの摂取が有効でもあります。

市販のヨーグルトなどはバケツ一杯など大量に摂取しないと、免疫機能改善効果は期待できませんし、そんなに大量のヨーグルトを摂取してしまうと腸が冷えてしまって逆効果です。

糖分が多い乳酸菌飲料も血糖値を急上昇させてしまうためオススメできません。

自分の腸内細菌の餌になる乳酸菌を大量(商品の量ではなく、乳酸菌の数)に摂取するとなると、いくつか商品は絞られると思いますが、手軽に腸内環境を整えるには有効です。

食事に関しては、私は「〇〇が〇〇に効くから!」といってある特定の食べ物を積極的に摂取したりするのもオススメしません。

個人差もありますし、それが本当にその人に合っているかもわかりません。

気をつけるなら、栄養バランスの良い食事をこころがけるのが一番だと思います。


なんでも生活習慣の改善・・・となりますが、それに勝るものはないと思いますよ。


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