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梅雨になると「なんか胃がスッキリしない」のはなぜ?東洋医学的理由と対策

こんにちは!漢方まりもです。

最近、お客様から、

「食べようと思えば食べられるんだけど、なんか食欲がわかなくて…」

「胃もたれとか吐き気とかじゃないんですけど、なんかスッキリしないんです」

このような症状をお聞きすることが増えてきました。


うん、わかります、その感じ。

なぜなら梅雨の時期になると、たまに私自身も感じるから。


漢方薬飲んでるのに??って声が聞こえてきそうですが、体の状態や、気候・環境によって、やっぱり影響は出てしまいます。

でも、原因や対処がわかっているので、漢方薬ですぐ対応できるし、不調にずっと悩まされることはないです。

今日はその梅雨時期に多くなる「なんかスッキリしない胃」について、東洋医学的な目線でざっくり話していきますね。


梅雨の胃不調、原因は「湿邪(しつじゃ)」の問題

日本には四季があり、移ろう季節はとても美しいものですが、この四季の変化が原因で体調を崩すことはよくあります。

暑い、寒い、湿度が高い、乾燥する・・・などなど、外的な影響ってどうしても避けられませんよね。


東洋医学では、こうした外的な気候の影響が過度になってしまうと、六邪(ろくじゃ)といって、病気の原因になると考えられています。

その六邪の中の一つで、梅雨の湿気の多いジメジメした気候を 「湿邪(しつじゃ)」 と呼びます。

湿邪はジメジメと冷たく、重く、そして濁って粘るという性質を持っています。

この湿邪が体の中に入り込んでしまうと、一番ダメージを受けやすいのが脾胃(ひい)なんです。

西洋医学でいう脾臓とはちょっと違って、東洋医学では 消化・吸収を主る(つかさどる)臓腑 として考えています。

この脾胃は、食べたものを気(エネルギー)に変えて、全身に届ける大事な働きをしているんですよね。

この脾胃が湿邪にやられると、うまく機能しなくなり、

・なんとなく食欲がない

・体がダル重い

・ヒザなどの関節が痛む

・下痢や軟便

・頭重やめまい

・むくみやすい

こういう症状が出てきます。

まさに梅雨あるある、なんです。


脾胃を助ける主な生薬3つ

東洋医学では、こういうときに脾胃を助ける生薬の入った漢方薬を使います。

よく使う組み合わせの軸になるのが、この3つ。


◇人参(にんじん)

漢方でいう人参はスーパーで売ってるにんじんとは別物で、オタネニンジンのことです。

脾の気を補って、消化力そのものを底上げする生薬。

「元気をつける」イメージが近いですね。

◇白朮(びゃくじゅつ)

湿を乾かして、脾胃をしっかり動かすのを助ける生薬です。

利水作用で、余分な水分の調整をしてくれます。

梅雨のジメジメを体の中から追い出すイメージ。

◇茯苓(ぶくりょう)

余分な湿を体内から出す働きがある生薬。

体内に溜まった余分な水を、尿として排出するのを手伝ってくれます。


この3つが「湿邪にやられている脾胃をサポート」してくれるので、

梅雨の胃不調に対応するとき、何の漢方薬を使うか?の考え方の柱になることが多いです。


今日からできる!梅雨の食養生3つ

胃の調子が悪いな~と思ったら薬に頼る前に、まず日常生活でできることをやってみるのも良いと思います。

湿邪にやられやすいタイプの方が、脾胃に負担をかけない食養生、3つ紹介しますね。


① 冷たいもの・甘いもの・脂っこいものを控えめに

脾胃って、実は冷えがすごく苦手。

アイスや冷たい飲み物をガンガン摂ると、冷えにより脾の働きがさらに落ちてしまいます。

さらに糖分や塩分は水を引き込むため、甘いものや脂っこいものも控えた方が早く回復します。

梅雨〜夏にかけては取りたくなってしまいますが、ここが意外と盲点になりやすいので、ちょっとだけでも意識してみてくださいね。

② 食事は腹八分で

脾胃がダメージを受けて疲れているときに食べすぎると、さらに負担がかかってしまいます。

「食べようと思えば食べられる」くらいのときは、無理やり食べようとせず、むしろ少なめにしておくのが正解。

消化に使うエネルギーを、回復にまわしてあげましょう。

③ 適度に汗をかく

梅雨の不調って余分な「湿」が体に停滞して悪さをしています。

なので、体から余分な水を汗として排出させちゃいましょう。

半身浴、ぬるま湯、軽い散歩、ストレッチなどの軽い運動で、軽く汗をかいて水の巡りを良くしてあげてください。

「激しく汗をかく運動」より、「気持ち良い汗をかく軽めの運動」の方が、湿邪に悩まされている方にとっては◎!

停滞している水を動かすイメージです♪


「軽い不調」を放っておかない養生を

ジメジメした湿邪が入り込んでしまった時、一番ダメージをうけるのが脾胃だとお伝えしましたね。

症状として軽めのうちは、

「なんとなく食欲が落ちてるかも?」

「食事の後、なんかスッキリしない」

くらいの軽い違和感から始まるかもしれません。

でもそうなると、

「ちょっと食欲ないくらい、たいしたことないか」

って思いがちですよね。

わかります・・・

なんなら、年齢かな?とか、食欲落ちたくらいがちょうどいいかも、なんてね。


でも、こういう「まだ病気じゃないけどなんかおかしい」段階こそ、体のサインとして大事に捉えるんです。


大きな不調になってしまう前に、体が「ちょっと注意が必要かも。気をつけて」と言っているサイン。


それに気づいたら、ちょっと自分の生活を見直してみてください。

必ず改善できる部分があるはずです。

そして、そんな不調を抱えているお客様と一緒に、読み解いて整えていくのが、漢方の頼れる部分だなって常日頃、実感しています。


何か不調を抱えている方、ひとりで悩まずに、お気軽にご相談くださいね。

あなたの毎日がもっと、心地よくなりますように!

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