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暑さにまだ慣れてない5月、その水分補給、体に合ってる?

こんにちは、漢方まりもです!

この時期、新緑がきれいで本当に気持ちがいいですよね~。

黄砂が飛んでくるのは嫌だけど、それでも風がさわやかで、ついお出かけしたくなる季節です。


私も先日、ちょっと遠出して神社を散策してきました♪

過ごしやすいとはいえ、日差しはもう夏みたいなんですよね。

最近は昼間だけ急に暑くなる日も増えてきて、テレビでも「熱中症対策を!」という言葉をよく聞くようになりました。


日焼け対策はもちろん、「熱中症対策もしっかりしないと!」と思って、マイボトルにお水をたっぷり入れて行きました。


お客様にもお伝えしているように・・・

こまめに、こまめに、喉が渇く前に飲む!


完璧な養生じゃないですか(ホントか?)

…のはずだったのですが…(やはり!)


夕方、家に帰ってきましたが、長時間の運転だからなのか疲れているのか、カラダが全体的にズーンと重い・・・。

ふとみたら、なんか足がパンパン・・・

(いつも足は太いんですけどね、より、ね)


「ありゃ、お水、飲み過ぎちゃったかな・・・」

実は私はトイレが遠く、水分をため込みやすいタイプ。

熱中症対策に、と水分をたくさん飲んでしまうとむくみやすくなってしまうんですよね。

特に今の季節は、まだ自分の容量も把握しきれてなくて、この失敗!

(だから五苓散を飲んでおけば良かったのに~、という心の声が…)


 水も、処理できなければ「お荷物」

水分補給はすごく大事です。

でも、ただ補給してたらいいというわけではなく、「必要な水分がちゃんと巡って、余分な水分は汗や尿として外に出る」

つまり、水の代謝がうまくいってることで初めて意味を持つんですよね。


取り入れた水分の「処理能力」がないと、不調の原因になるんです。


たとえば、そうですね・・・

スポンジを思い浮かべてください。

まだ余裕があるスポンジなら、水を吸えます。

ところが、すでに水でタプタプに飽和しているスポンジに、さらに水を足しても、もう吸い込めませんよね。吸い取れない水がにじみ出て、周りをびちゃびちゃにし、スポンジ自体もずっしり重く、そして冷たくなってしまう・・・


カラダもそんな感じだと捉えるとイメージしやすいかも。

余分な水は「巡れない水」として体の中に滞ってしまうんです。

特に水は重いので、重力に従って下半身へと落ちていき、それがあの「夕方の足のむくみ」になったりします。

さらに、中高年以降の女性は特に注意が必要なんです!

若い頃と比べると、水をさばく力も不足しがち。

そこへ冷たい水をどんどん流し込むと、内臓をダイレクトに冷やしてしまい、水の処理がさらに追いつかなくなってしまうんです。


特に5月は、まだ体が暑さに慣れていない時期。

真夏ほど汗をかけないので、「暑いからたくさん飲む」「でも、うまくさばけない」ということが起こりやすいんですよね。


どんな水分補給がよいの?

水分補給と体の関係は、実は体質によってかなり違います。

大きく3つのタイプに分けてみますね。


タイプ①水はけポンプが弱っているタイプ

「気虚・陽虚」+「痰湿」の傾向

冒頭の私の「やらかし」がまさにこれですね。


特徴としては、「そんなに喉が渇いているわけじゃないけど、熱中症対策として義務感で飲んでいた」という感じ。

胃腸の水はけポンプが本来の力で動いていないので、バケツのキャパシティを超えた水が処理されずに下半身に溜まってしまいがち。

体の中に余分な「熱」があるわけではなく、単純に「水を巡らせて外に出すエネルギー」が不足しているタイプです。

このタイプがやりがちなのが、「水を飲まなきゃ」と頭で考えすぎること。

体の声より情報優先、になってしまうパターンですね。


タイプ②エンジンがオーバーヒートしているタイプ

「実熱・気滞化火」の傾向

わりと体力がある方に多く、疲れを自覚してなくて、休まずに動き続けたり、またはストレスが多くて常にフル回転・戦闘モードになっている方に多いタイプです。


車に例えると、エンジンがオーバーヒートしている状態。

このタイプの方は、体の中に余分な「熱」がこもっています。

温かいものを飲むとさらに熱が加わって、ニキビや口内炎が出やすくなったり、眠れなくなったり、ホットフラッシュが激しくなったりすることも。

咽が渇きやすかったりするので、水分もガブガブ飲む人も。

このタイプは、冷たいもので適度にクールダウンするのも◎


タイプ③潤い不足で「空焚き」しているタイプ

「陰虚」の傾向

どちらかというと痩せ型で、肌や髪が乾燥しがち、体内の潤いが無いためコロコロした便になりやすい人です。

夜になると足の裏がほてって布団から出したくなる、年中喉が渇く、不眠傾向がある・・・

そんな特徴がある方です。


体の中の「潤い=冷却水」が不足しているため、冷やせなくて熱が勝ってしまっている状態。

空焚きになったやかんのように、チリチリと体が熱くなっています。

このタイプも温めすぎると、のぼせやすいので、冷却水である「陰」を補う必要があります。

つまり、しっかり眠って休養をとらないといけません。

ただし、氷水や冷たすぎる飲み物は胃腸を傷めるので要注意。


大人女性は「冷やしすぎない」が意外と大事

まず大前提として、「冷たいお水=正解」ではない、ということをぜひ覚えておいてください。

暑くなってくると、冷たい水分が欲しくなるのはわかるのですが、さきほどあげたタイプ①と③の方は、特に冷たい水のがぶ飲みはかえって体の負担になりますので、気を付けてくださいね。


「何のんだらいいの?」

これもよく聞かれるのですが、マイボトルに入れるものとして、私がおすすめしているのはこんな飲み物です。


・ほうじ茶(温かめ)

 お腹を温め、気と水の巡りを助けてくれます。

カフェインも少なめで胃腸に優しいので、タイプ①の方に特におすすめです。


・麦茶(冷やしすぎないもの)

 体を潤しながらも、冷えすぎず穏やかに潤してくれるのでタイプ③の方におすすめ!


・少し冷えた水、または常温の水

タイプ②の方や、とにかく胃腸が元気な方向け。冷やしすぎには注意です。


・生姜入りのお茶

スライスした生姜、粉末など少しお湯に入れるだけ。血の巡りをよくしてくれるので冷えのある人にも。


・シナモンティー

体をじんわり温め、余分な水を動かす助けになります。シナモンはクセがあるので、好みが分かれるところ。


大きく3つのタイプにわけたものの、人は複雑で、一人ひとり違うんですよね。

なので、複合タイプの方(「タイプAとCが混ざってる気がする…」)は、基本は常温のほうじ茶か麦茶を、温かめで飲むのが無難です。


「1日2リットル」より大切なこと

熱中症予防には、とにかくこまめな水分補給が大事ですから、「1日に水を2リットル飲みましょう」という情報、よく見かけますよね。

もちろん根拠のある話ではあるのですが、私は「全員に同じ量が正解とは限らない」と思います。


その方の年齢や体の大きさ、体質はもちろん、その日の気温や活動量、胃腸の調子・・・、必要な水分量がどれくらいか、なんて一人ひとり違うと思うんです。

だから本当に大切なのは、外からの「〇リットル」という数字に振り回されるのではなく、「今日の自分の体は、どれくらい水を受け取れる状態かな?」と耳を傾けること。


喉が渇いていなければ、無理に飲まなくていい。

胃がちゃぽちゃぽしていたら、一口だけにしてみる。

汗をたくさんかいて、尿量も減っていたら少し多めに飲む。

足がむくんできたら、冷たいものより温かいものに切り替える。


こういう小さな「自分なりの水分摂取方法」を身につけることが、大人の養生だと思っています。


これからの初夏のお出かけ、ぜひ自分に合ったマイボトルのお供で、快適に楽しんでくださいね!

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