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心と体はつながっている!漢方でひもとく「感情」と「五臓」

9月4日
読了時間: 5分

こんにちは、漢方まりもです!

9月に入ったというのに、まだまだ暑いですよね。


朝晩は少しだけ秋っぽくなってきたかな?と思う日もありますが、日中は「まだ夏やん!」という感じ(笑)

こう暑いと、外に出るのがおっくうになったりしませんか?

私は暑いのも寒いのも嫌いなので(←ワガママ!)、家に閉じこもってる方を好みがち。

皆さんはどうですか?


体もそうですが、こういう時期って、なんとなく気持ちまで疲れやすかったりしませんか?

漢方のご相談をしていると、体についての症状だけではなく、「最近、ちょっとイライラして・・・」とか、「なんだか気持ちが落ち込んで・・・」と、心(感情)の話になることってよくあります。


ジメジメしてたり、暑いとイライラしたり、ショックな事が起きると食欲を失ってしまったり・・・

心と体って別々じゃないんですよね

今日は、そんな「心と体のつながり」を、東洋医学の考え方から見てみたいと思います。

漢方では、人の感情を7つに分類していて、それを「七情(しちじょう)」といいます。

「七情」とは、7つの人の感情のこと

喜び、怒り、悲しみ、憂い、思い悩むこと、恐れや驚き・・・

人間には、いろんな感情がありますよね。

東洋医学では、こうした感情と「五臓」には、深い関係があると考えるんです。


ところで・・・

「七情」・・・

七つ、

と聞いて、何を思い浮かべます?

私は映画が好きなので、どうしてもパッと浮かぶのは

『セブン』・・・


って、違う違う、そうじゃない(笑)

映画のセブンの7は「七つの大罪」の方ですね。


今回の「七つ」は、映画の『セブン』(七つの大罪)ではなく、「七情」の七つです。

せっかく(?)なので、表紙はセブンのシーンを思い浮かべて描いたけど、ブラピに見えなーい(泣)


とまあ、それはともかく(すぐ脱線する)・・・


漢方では「七情(しちじょう)」という考え方があるってことです。


人の感情を、大きく7つに分けて考えるんですね。

喜・怒・憂・悲・思・恐・驚

そして、この七情には、それぞれ関係の深い「五臓」があると考えます。


怒りは「肝」、喜びは「心」、思い悩むことは「脾」、憂いや悲しみは「肺」、恐れや驚きは「腎」と関連しているんです。


ただ、ここでちょっと注意したいのが、「怒りやすいから肝が悪いのかな?」「肺が悪いから、悲しくなるんだ」などと、そんな単純な話ではない、ということ。


人の感情は、そんなにきれいに一つずつ分けられるものじゃありません。

たとえば「思い悩む」ことと「悲しい」こと。

どっちかだけのケースばかりじゃないのでは?

悩み続けているうちに、だんだん気持ちが沈んでくることもあるし、逆に、悲しいことがあったから、そのことを何度も何度も考えてしまうことだってある。

だから、「これは悩んでるから脾で、これは悲しみだから肺!」と、きっちり線を引くようなものではないんです。


そして、感情が五臓に影響するだけではなく、五臓の状態が、感情の出方に影響することもあります。お互いに影響しあっているんですよね。


さらに漢方では、感情も「ほどほど」であれば自然なものですが、あまりに強くなったり、長く続いたりすると、気の働きが乱れて、五臓にも負担がかかると考えます。


たとえば、「怒り」

ちょっとイラッとすることくらい、誰にだってありますよね。

でも、ずーっと怒りを抱えたままだったり、何度も何度も腹を立てていたり、些細な事でもムカムカが抑えられないほどにまで昂ってると、気持ちが落ち着かないだけじゃなく、体まで強張ってしまい、力が抜けないような感じになることがあります。

反対に、悲しいことがあったとき。

一時的に落ち込むのは、ごく自然なことです。

でも、その悲しみや憂いを長く抱え続けていると、だんだん元気が出なくなったり、食欲がなくなったり・・・ということもありますよね。


「怒るな」「悲しむな」ということではないんです。

人間ですから、怒ることもあるし、悲しいこともある。

当然です。

それを無理に押さえ込む必要はありません。


ただ、感情が強すぎたり、ずっとそこから抜け出せない状態が続いたりすると、心だけでなく、体のほうにも影響してくる。


東洋医学では、そんなふうに心と体のつながりを見ていくんですね。

心と体って、どちらか一方だけが原因で、もう一方だけに影響する・・・という一方通行の関係ではないんです。人それぞれ、いろんな方がいるように、体も心もそれぞれであり、もっと複雑なんですよね。

だから私は、漢方相談でも「この症状にはこの漢方!」と一部分だけを見るのではなく、できるだけその人全体(体も心も)を見ていきたいと思っています。

体のことを聞いているようで、気持ちのことも聞く。

逆に、気持ちのことを話してもらっているうちに、「そういえば最近、食欲が落ちてるな」と体の変化に気づいてもらうこともあります。

そういうところも含めて、一緒に見ていきます。


ちなみに私自身は、考え込みすぎると気持ちが落ち込んでいって、しまいには食欲までなくなりやすいんです。胃がキュッと閉じたみたいに、食べ物が通らなくなってしまいます。

もう今ではそこまで落ちてしまうことはありませんが、生きているといろんなことがありますからね。

そしてそんな私は「八白土星」であり、「脾」に関係します。

でも、これはあくまで私の場合の話ですよ。


そんな風に「心と体は別々じゃないんだな」と感じることって、けっこうあります。

感情って、嬉しいことも、怒ることも、悲しいことも、どれも人間なら自然にあるもの。

だから、感情の動きを悪者にする必要もなくて。

ただ、強すぎたり、長く続いたりすると、心だけじゃなく体にも影響することがある・・・


今回の「七情と五臓」のお話も、「この感情だから、この臓器!」と覚えるためではなく、「心と体って、つながっているんだな」くらいのところから、意識してもらえたら嬉しいです!

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