風邪じゃない…?長引く咳や頭痛…それ、後鼻漏かもしれません
- 漢方まりも(店主:まりこ)
- 2025年11月28日
- 読了時間: 4分
咳や痰が出ちゃうと、まず「風邪かな?」と思う方が多いですよね。
そのうち治るだろうと思ったのに、いつまで経ってもスッキリしない・・・。
咳はおさまらないし、ノドの違和感が何週間も続いている・・・
ところが、病院でレントゲンを撮っても肺や気管支には異常がなく、処方された咳止めを飲んでもなかなか改善しない。
意外とこんなケース、少なくないんですよね。
コロナ過で世の中がみんなマスク状態になってから、特に増えた気がします。
慢性的に続く原因のハッキリしない咳の背景に、「後鼻漏(こうびろう)」という症状が隠れていることがあります。
後鼻漏とは、本来なら鼻から外へ(前へ)出ていくはずの鼻水が、喉の奥へ(後ろへ)流れ落ちてしまう状態のこと。
前の方から鼻水が出ないため、「鼻水なんて無い」と思いがちですが、知らず知らずのうちに喉へ降り続けるため、慢性的な咳・痰・のどの違和感を引き起こしてしまいます。
後鼻漏の方に多い症状は?
・痰が絡む/えへん虫のような咳が続く
・喉に何か張り付いている感じがする
・朝、起きた時に痰が出たり、喉が痛い時がある
・鼻詰まりでぼーっとする
・奥歯や頬、目の奥が痛むときがある
・耳のつまり感や耳鳴りがする
・においが分かりにくい、自分の鼻から嫌な臭いがする
・いびきをかいている
これらは一見、鼻水と結びつきにくいため、普段、ティッシュで鼻なんか かまない!って方は特に気づきにくいと思いますが、実はすべて後鼻漏と関連することがあります。
なぜ咳や頭痛が起きるのか?
後鼻漏は、実は副鼻腔炎(ちくのう症)を持っている方に多いんです!
それはなぜか?
そもそも、鼻の中やノドは粘膜で潤いを保っているのが正常で、さらさらした粘液は常にノドにも流れて落ちていっているんです。
だけど鼻水が副鼻腔の炎症で、粘り気が出てしまうため、喉の奥で溜まってしまいます。
溜まった鼻水は、さらに粘り気を増し、やがてノドに張り付く痰になります。
カラダからすると、ノドの奥に溜まる痰は不要なものなんです。
それを排出しようとして咳が起こります。
そのため、気管支や肺には問題がなくても、原因が鼻にある限り、咳止めでは改善しません。
鼻づまりが慢性化すると酸素の流れも悪くなり、酸欠のような状態に・・・。
そうすると頭痛や集中力の低下、いびきの増加にもつながります。
溜まった不要な鼻水が痰になり、そして膿になり、頭部の奥に溜まり続けて不快な症状が続くことになります。。。
自分で出来る対策は?
慢性的な鼻炎持ちの方は特に、水分の摂り過ぎに注意が必要です。
水分代謝が苦手で、湿を溜め込みやすいという体質の方がなりやすいので、避けて欲しいのは以下のものです。
・甘いもの(砂糖の多いお菓子・パン・チョコ)
・体を冷やすもの(果物、アイスなど)
・乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズ)
・ジュースや冷たい飲み物
・刺激物や塩分の強い食事
・お酒(アルコール)
・おもち、白米などの粘りやすい穀物
これらは、鼻水や痰が増えやすくなる傾向があるので、できるだけ控えた方が良いです。
「そんなの無理!」って?
でも、完璧じゃなくても少し変えるだけでも変化は出ると思いますよ。
こういうのはどうでしょう?
・温かい、または常温の飲み物を増やす
・毎日、甘いもの食べてたなら、週数回にしてみる
・乳製品を一旦お休みしてみる
・寝る前に、お酒は飲まない
など、出来る範囲の小さな調整でも十分変化が出ると思います。
体質から整えると改善が早い
後鼻漏は慢性的な副鼻腔炎もち(ちくのう症)の方に多く、「湿を溜め込みやすい」「ノドに流れやすくなる」という体質が土台にあります。
体質面から整えると、咳やノドの不快感が落ち着きやすくなり、再発も減ります。
気になる方は、症状や生活習慣、体質も含めてご相談くださいね。
あなたの体質に合わせて、養生・漢方・食生活のアドバイスをお伝えします。



