雨の日は体調悪くなる…それって水毒かも?
- 漢方まりも(店主:まりこ)
- 6月7日
- 読了時間: 4分
梅雨時期、なんだか体が重だるい…
雨が近づくと、頭が重くなったり、体がだるくなったりすることありませんか?
夕方になると靴がきつくなるくらい足がむくんだり、なぜか胃がもたれる日が続いたり…。
病院に行くほどでもないかな、と放置して、なんとなく不調を抱えていながらも毎日を過ごしている方、実はとても多いんです。
そのなんとなくの不調、もしかしたら体の中に余分な「水」がたまって悪さをしているかもしれません。

水毒(すいどく)って、なに?
東洋医学では、体の中の「気・血・水(きけつすい)」という3つの巡りが整っていることが健康の基本と考えられています。
そのうちの「水(すい)」は、簡単に言うと血液やリンパ、体液など体を巡っている水分のことです。
この水の巡りが悪くなって、体に余分な水がたまってしまう状態を「水毒(すいどく)」「水滞(すいたい)」と呼びます。
むくみや冷え、重だるさ、天気による不調などを引き起こしやすく、特に筋肉量の少ない女性に多い体質なのです。

あなたも水毒タイプ?チェックしてみましょう
6つ以上当てはまったら、水毒タイプの傾向があるかもしれません。
むくみやすく、体がダル重い
ニキビや吹き出物が出やすい
アレルギー性鼻炎やぜんそくがある
めまい、光がまぶしい
冷たい飲み物を好む
尿が少なく、軟便気味
舌の両端に歯形がある
乗り物酔いしやすい
胃もたれや吐き気がある
曇りや雨の日に体調をくずしやすい

いかがでしたか?
いくつか当てはまるだけでも、体内の水の巡りがうまくいっていない可能性があります。
水毒タイプのセルフケア方法
水毒タイプのケアの基本は、「余分な水をためず、巡らせること」です。
日常の中で、少しずつできることから始めてみましょうね。
・下半身をあたためる
半身浴や足湯がおすすめ。冷えた体をやさしく温めて、発汗を促します。
・冷たい飲食を控える
冷たいものは胃腸を冷やし、水の巡りをさらに悪くします。
常温や温かい飲み物を意識して。
このタイプの方は生野菜サラダより、温野菜の方が良いですよ。
・食事の見直し
脂っこいもの、味の濃いもの、甘いものは胃腸の負担になるので、控えめに。
水毒タイプの方は胃腸をいたわることも重要なポイントです。
水分代謝を良くするハト麦茶などもおススメです。
・軽い運動やマッサージ
散歩やストレッチで血の巡りを良くし、たまった水を排出しやすくしましょう。
入浴時に軽くふくらはぎをマッサージするのも良いですよ。

少しずつでも、巡りを整えていくことが大切です。
完璧主義ではなく、やれることから始めましょう♪
放っておくと、こじらせ体質に…
水毒は、時に一時的なむくみや不調として現れますが、そのまま放置すると慢性化して治りにくい厄介なものになりやすく、冷えやセルライト、代謝の低下などにもつながります。
とくに、50代以降はホルモンバランスの変化とも重なり、体質の変化が出やすい時期。
「私の体って、こういうものだから仕方ない」
「もう年だから、こんなものかな?」
そうやって放置しないで、この先、もっと大きな不調や病気に変わってしまわないよう、体の変化に耳をかたむけてみましょう。

体質に合った漢方で、もっとラクに、もっと心地よく
「水の巡りをよくする漢方薬」は、水毒体質の方にとって頼もしい味方です。
でも、どの漢方が合うかは、体質やライフスタイルなどによって異なります。
漢方まりもでは、心と体にやさしくよりそうカウンセリングを大切にしています。
薬だけでなく、毎日の習慣や気持ちのクセにも目を向けながら、あなたにぴったりの整え方を一緒に見つけていきます。
「なんとなく不調」こそ、相談のタイミング
今のうちに、できることを少しずつやってみましょう。
漢方薬で毎日の生活を整えることもとても有効です。
「体が軽くなってきたかも」
「最近むくみにくいかも」
そんな変化を、漢方薬を取り入れた生活でぜひ感じてほしいと思います。
気になる方は、ぜひお気軽にご相談くださいね♪



