漢方的に見る秋の疲れと、ゆる養生3選
- 漢方まりも(店主:まりこ)
- 10月17日
- 読了時間: 3分
最近、「休んでも疲れが抜けない」と感じていませんか?
ちゃんと寝ているのに朝からだるい。
休日も、何かしようと思っていたのに、気づけばスマホを見て1日が終わる・・・
夏が終わり、秋へと移行していく季節の中、なんとなく気分がすぐれないと感じる人が増えています。
実はこれ、漢方では気(き)の巡りが滞っているサインでもあります。
「なんとなく疲れ」は気の巡りの滞りから
東洋医学でいう気とは、体と心を動かす、見えないエネルギーのようなものです。
この気は常に動いていることが基本です。
気が、スムーズに流れていると、私たちは自然と前向きに動けます。
でも、ストレスや冷え、天気の変化、そして考えごと(悩み事)が多い日々・・・
いろんな要因が続くと、気の巡りが悪くなり、体の巡りも心の流れも鈍くなってしまいます。
その結果・・・
・寝てもスッキリしない
・ため息が増える
・やる気が出ない
こんな「なんとなく不調」が起きやすくなるのです。
今日は、そんなときに試してほしい「気をゆるやかに整えるゆる養生3選」をご紹介します!
なんとなく疲れに効く ゆる養生3選
① 白湯をゆっくり飲む(朝日を浴びながら)
朝の一杯の白湯は、眠っていた胃腸をあたため、気を生み出す力をやさしく動かしてくれます。
そしてできれば、朝日を浴びながら飲んでみてください。
朝の光は体内時計を整え、体の中に陽の気を呼び覚まします。
白湯で内側を温め、朝日で外からも気を巡らせる。
このふたつの温もりが合わさることで、心も体も、少しずつ「動き出すモード」に切り替わります。
白湯が苦手な方もおられますよね。
そういう方は、ノンカフェインのお茶でもOK!
胃腸に負担の無い飲み物で、やさしく目覚めさせてあげましょう♪
② 寝る前のスマホをお休み
夜は、本来「気」が静まっていき、体(脳も)が休む時間。
けれどスマホの光は、覚醒作用があるため、気を上に引っぱり、頭と心を目覚めさせてしまいます。
寝る前の時間だけでもスマホを置き、部屋の明かりを消して深呼吸してみてください。
光の刺激をやわらげ、気を静める時間を早めに作ってあげましょう。
③ 無理にポジティブにならなくていい
「元気出さなきゃ」
「頑張らなきゃ」
基本的に、周りに気づかいをしてしまうタイプの方は、自分よりも他人を優先しがち・・・。
自分さえ我慢すれば・・・、
自分がやればよいだけ・・・
と、ついつい、無理して頑張ってしまいます。
そして、疲れてしまう自分を責める傾向があるんですよね・・・。
もう充分、がんばっているあなたは、時には休んで良いのです。
頑張れば頑張るほど、心も体も力が入って強張ってしまいます。
気は常に流れてこそ元気にいられます。
ときには、ぼーっとしたり、泣いたり、わがままになって自分の気持ちを優先させてみましょう。
力を抜くと、体と心の緊張もゆるみ、気が流れやすくなります。
「ゆるく整える」がいちばん効く
疲れを取るためにがんばって何かをするより、今の自分の気の流れを整える方が、ずっと早く回復します。
体も心も、休むことを恐れずに。
「今日もよくがんばったね」と、自分を甘やかしてみてください。
心と体は繋がっています。
特に何もしていないのに、疲れが抜けない・・・
それは心からのサインかもしれません。
出来る範囲で、がんばらず、ゆる~く整えることが効果的です♪
「なんとなく疲れているけど、病院に行くほどではない」
そんな時こそ、漢方の考え方が役に立ちます。
漢方まりもでは体と心の声をやさしく聞くお手伝いをしています。
もし気になることがあれば、お気軽にご相談くださいね!



