湿邪とは?梅雨時期の体調不良
- 漢方まりも(店主:まりこ)
- 6月3日
- 読了時間: 2分
梅雨が近づくと「なんだか重だるい…」
梅雨に入ると、体も心もなんとなく重たい…そんなふうに感じること、ありませんか?
☑ 朝起きても疲れが取れていない
☑ 胃腸がスッキリせず食欲が落ちる
☑ 体がむくみやすい
☑ 気持ちまでどんよりする
梅雨時期のじめじめした季節になると、こうした不調が増えてしまうという方、もしかしたらそれは「湿邪(しつじゃ)」のしわざかもしれません。

湿邪とは?|梅雨時期の体調不良の原因
「湿邪」とは、漢方でいうところの外から入りこむ“邪気(じゃき)のひとつです。
湿気が多い環境が続くことで、体のめぐりが滞りやすくなり、さまざまな不調を引き起こします。
イメージとしては、体の中にジメジメした重たい空気がこもってしまう感じ。
まるで、洗濯物がなかなか乾かない梅雨の日の部屋のように、体の「気・血・水」もうまく巡らず、重だるく、冷えて、滞ってしまうんです。

体の中の湿気が引き起こす不調たち
湿邪の影響は、人によってさまざまです。
あるお客様の話ですが、「毎年、梅雨の時期になると胃腸の調子が悪くなる」という方がいらっしゃいました。
話を聞くと、冷たい飲み物やアイスが増えていたり、運動不足で汗をかかなくなっていたり。
それらが重なって、この時期の湿気が入り込みやすくなり、体の中の余分な水=湿が溜まって滞っていたのです。
東洋医学では、こうした状態を「水滞(すいたい)」もしくは「水毒(すいどく)」などとと呼ぶこともあります。
そして放っておくと、さらに進行し「痰飲」や「陰虚」など別の不調へとつながっていくことも。
心も体も、軽やかに♪梅雨を心地よく過ごすヒント
湿邪に負けないために大切なのは、「めぐらせること」と「ためこまないこと」。
・汗ばむくらいの軽い運動
・温かいお茶やスープで内臓を冷やさない
・甘いものや冷たい飲食の摂りすぎを見直す
そういった小さなことの積み重ねが、巡りの良い体づくりにつながります。
そして何より、自分の体の声に耳を傾けること。
「最近ちょっと重だるいな」と感じたら、それは体からのサインです。

あなたの「不調の原因」、一緒に探してみませんか?
漢方まりもでは、お一人おひとりの体質や生活習慣に寄り添いながら、やさしく、でもしっかりと、体の根っこから整えるお手伝いをしています。
「これって湿邪?」
「どんな漢方が合うのかな?」
そんなふうに思ったら、どうぞ気軽にご相談くださいね。
一緒に、梅雨をもっと心地よく過ごす方法を見つけていきましょう!



