残暑の後遺症!?プチ熱中症、暑気あたり、夏バテ・・・いつまでも続く不調に悩むあなたへ
- 漢方まりも(店主:まりこ)
- 9月5日
- 読了時間: 2分
あるA子さんのお話
真夏の炎天下で草むしりをしていたA子さん。
直射日光を避けるため、ちゃんと帽子もかぶって日焼け対策もバッチリです。

「暑い、溶ける~!」と汗だくで頑張ったあと、なんだか具合が悪くなり、エアコンの効いた部屋でダウン・・・
水分や塩分補給はしっかりしていたのに、翌日以降もだるさと頭痛、火照りが続き、なかなか疲れが取れません・・・

水分を“摂ること”と“巡らせること”は別
暑さの中で体力を消耗してしまった後、涼しい部屋で安静にしても火照りが続く、水分もしっかり飲んでいるのに喉の渇きが続く・・・

これは、漢方的に言うと「暑さが体にこもって、気(水分を動かすエネルギー)が消耗している状態」だと考えられます。

水分は摂っていてもそれを活かせなければ、熱中症になるリスクは高まり、その後の不調は長引いてしまいます。
そこで頼れるのが「五苓散」
五苓散は、水分の巡り(調整)をサポートする代表的な漢方薬。
ただし「調子が悪くなった時に飲む」のではなく、「外で汗をかく前や、暑さにさらされそうな時に先に飲んでおく」ことが大事です。
予防的に使うことで、予想されるトラブルを防いでくれますよ。

暑さ対策は、五苓散だけじゃない!
事前に五苓散を飲み忘れていた、もしくは、ここ数日、そもそも体調が悪かった、血圧が高い、血糖値が高いなど持病があるなど、いろんな事情があると思います。

もしも不調が強く出てしまったら、五苓散だけでは追いつかないことも。
火照りが強く、汗が止まらない、のぼせが強い、くらくらするような頭痛が続く、胃腸にきている…など、症状に合わせて別の漢方を選ぶと、より効果的なんです。
「五苓散=水分調節の万能薬」ではありますが、体と状況に合わせてチョイスする。
ここが漢方薬の面白いところなんですよね。
夏の疲れを引きずると、秋バテや冬の体調不良に繋がります。
「まだだるいな」「火照りが残ってるな」と感じたら、早めに体を整えておきましょうね。

症状や体質に合わせていろんなカスタマイズが出来る漢方薬!
生活の中で、漢方薬を上手に活用できる自分なりの方法を覚えておくと、何かあった時でもとても役立ちます。
「私の場合はどんな漢方薬が合うの?」と思ったあなた、どうぞお気軽にご相談くださいね。
おしゃべりしながら、ホッと一息できるようなカウンセリングでお待ちしております。



