昼食後の仮眠10分で午後が整う
- 漢方まりも(店主:まりこ)
- 10月24日
- 読了時間: 4分
こんにちは、「漢方まりも」のまりもです!
食欲の秋ですね!
食事が美味しくて、ついついランチを食べ過ぎちゃったりなんて、していませんか?
美味しく食べれるのは良いことですが、
「午後になるとぼーっとする」
「昼間は眠いのに、夜の寝つきが悪い」
そんな悩み、ありませんか?
特に50代の女性なら、仕事・家事・子育て(孫の世話?)・介護など、いろんなことが積み重なり、毎日が忙しく、体も心も緩みどころがない日々を過ごされている方が多いかもしれません。
食事をした後に、体が重くなり、ちょっと休憩・・・と休むのは悪い事ではありません。
眠くなるのは、体としては自然な反応なんです。
今日は、昼食後10分の「整える休息」について、漢方+現代医学の視点からお話します。
なぜ昼食後に眠くなるの?
お昼ごはんを食べた直後、なぜか眠くなりますよね。
なんとなく体も重たく感じることも。
これは、体のリズムとして自然な動きなんです。
食後は、消化活動を助けるために副交感神経が優位になります。
胃や腸に血液が集まり、頭部の血流が少なくなります。
そして「休むモード」に切り替わるため、眠気を催します。
眠いな~と思いつつ、そのまま活動しても、なかなか集中できなかったりして効率が落ちることもあります。
さらに無理をしてしまうと、自律神経の切り替えがうまくいかず、午後にだるさや集中力低下が起きやすくなります。
漢方的には「午後は陽(活動)から夕方から夜への陰(やすみ)に移る切り替わりの時間帯」なんです。
時間にすると13~15時くらいの時です。
この時に、「陰」を少し取り入れる行動をすることで、体も心も整いやすくなります♪
10分昼寝のメリット
例えば、午後の会議途中、ウトウトしてしまった…
「ああ、私、疲れてるなあ」
と感じたらそれがサイン。
漢方では「五臓でいうと心(しん)を休める時間」と捉えます。
焦り・イライラ・動悸が出やすいときこそ、この心を休める時間が大切。
現代医学でも、短時間の昼寝で脳の疲労がリセットされ、集中力・記憶力アップ、さらには認知症予防にもつながるという報告もあります。
だから、眠るというより、いったんリセットする感じで考えてもらうとOK!
「10分が無理なら5分でもいい」
「寝れなくても目を閉じて深呼吸でも十分」
これが、午後の陰陽バランスを整える鍵になります。
上手な昼寝のコツ&やってはいけないこと
ベストな昼寝
・時間:13〜15時の間にすること
・長さ:10〜20分(30分超えると逆効果!)
・姿勢:椅子にもたれて・机にうつ伏せでもOK
・照明:少し明るめにして熟睡しない工夫を
※ポイントは眠れなくてもOK。
5分でも数分でも良いので、目を閉じて深呼吸するだけでも脳は休めます。
この時、頭であれこれ考えず、頭を空っぽにしてみましょうね。
さらに、ランチは腹八分・よく噛む・冷たい飲み物は控える・・・
といった小さな養生もプラスしてみて!
やってはいけない昼寝
・夕方以降の昼寝 → 夜の眠りに影響が出やすくなります
・30分以上の長時間昼寝 → かえってだるさにつながります
・本格的に眠る態勢や環境→起きにくくなるため逆効果の可能性も
気絶するほど眠気が出る人は要注意!
これは、体のエネルギー(気・血)が不足していたり、消化にエネルギーを取られて脳への血流がぐっと減っているサインかもしれません。
また、食後の血糖値が急上昇したあとに一気に下がる「血糖値スパイク」でも、強い眠気が出ることがあります。
つまり、「眠い=悪い」ではないけれど、「異常な眠気」は体が出しているSOSの可能性大!
「寝てるというより、落ちてる感じ・・・」と思ったら、少し立ち止まって、食事内容や生活リズムを見直してみましょう。
原因ありて結果アリ!です。
それでも改善できない場合や、今後の健康面に心配な時。
そんなときこそ、漢方薬がお役に立ちます。
気・血の巡りを整え、消化や自律神経をサポートしてあげることで、午後のダルさ、重さもふわっと軽くなります。
あなたの午後が、スッと整うひとときになりますように、サポートさせていただきます!
ぜひ、漢方まりもへご相談くださいね!



