慢性的に続く痛みやイライラ…その不調、瘀血かも!?
- 漢方まりも(店主:まりこ)
- 2月6日
- 読了時間: 4分
瘀血(おけつ)とは?
前回、「血虚(けっきょ)」についてふれていましたが、今回は「瘀血(おけつ)」についてです。
血虚は簡単にいうと、血が虚している・・・不足している状態でしたね。
瘀血は、血の巡りが悪くて流れが滞っている状態のことです。
瘀血という概念は、東洋医学独特のものになりますが、難しく考える必要なないです。
そもそも血は、体の中を流れて、体を温めたり、栄養を運んだり、不要なものを流したりしています。
ところが何らかの理由で流れが悪くなると、血が巡りが悪くなり、流れが滞る瘀血(おけつ)状態になります。
そうなってくると出てきやすいのが、「痛み」です。
血が滞っているところには痛みが出やすいんですよね~・・・
瘀血になると出やすい不調
瘀血になると現れる不調は、単なる「症状の名前」よりも、体の感覚としての違和感として現れることが多くなります。
病院で検査をしても異常が見つからないため、慢性的に続く不調を我慢している人も少なくありません。
たとえば、
・痛みが鋭いというより、重く鈍く残る感じ
・疲れが抜けず、体がずっと停滞している感じがする
・足先は冷えているのに、上半身や頭は暑い感じがする
・何かちょっとしたことで、イライラしがち
本来、血は全身をすみずみまで流れながら、温める・潤す・修復するといった役割を果たしています。そして不要な老廃物は回収してくれるので、新陳代謝にも関係しています。
ところが巡りが悪くなると、必要なところに届かず、不要なものも流れ出せなくなります。
その結果、
「同じ場所に不調が出続ける」
「気分も体も重くなる」
「肌がくすんできて、あざやくまが目立つ」
といった状態が起こりやすくなります。
瘀血の不調は、動きがない・流れが止まっている感じとして体に現れるのが特徴でもあります。
瘀血チェック(あなたはいくつ?)
□ 肩こり・腰痛など、同じ場所がいつも痛む
□ 生理痛が強い/経血に塊がある
□ 上半身や頭が暑くなりやすい
□ 顔色が悪く、クマが目立つ
□ アザができやすい
□ イライラすることが多い
□ 便秘がちで痔になったことがある
□ 体や頭が重だるく、頭痛持ち
□ 歯茎や舌の裏側が暗めの紫色
□ 冷えがあり、足先は冷たい
3つ以上当てはまる方は、瘀血傾向が考えられますよ~
瘀血さんに多い「体の声と生活のズレ」
瘀血さんは、「こうしてほしい」とカラダはサインを出しているのに、生活がそれに追いついていないことがよくあります。
① 血流を良くした方がいいのに、シャワーで済ませてしまう
湯船に浸かると血行が良くなるとわかっていても、忙しさや疲れ、のぼせやすいといった理由からシャワーだけで終わらせがち。
疲れをリセットする睡眠には、お風呂で芯からあったまった体温がさがるという作用を利用するのがとても大切になってきます。
最初は苦手でも、短時間でも良いので湯船に浸かる習慣をつけてみて。
② 運動不足や食生活の乱れ
基本的には座りっぱなし、スマホやPCを見っぱなし。
運動どころか、ほとんと体を動かさず、じっとしている事が多い・・・そんな人、いませんか?
本当は動かした方がいいとはわかっているのに、体や気分が重くて動けない。
さらに面倒だからと食事はインスタントで済ませ、夜食も食べちゃう・・・
脂質や糖質過剰の食生活は血液を汚してしまいます。
それに、瘀血タイプさんは締め付けが嫌いなので、厚着が苦手。
寒いなと思っても薄着で過ごしちゃう人も。
冷えは血の流れを悪くしてしまいます。
運動に関しては、激しい運動よりこまめに動くことがポイントです。
日常生活の範囲でなるべく動くことを心掛けてみて。
③ 出した方がいいのに、溜め込んでしまう
瘀血タイプさんあるあるですが、言いたいことを我慢する、ストレスをためこみ、我慢してしまう方が多いです。
感情の滞りは、血の滞りにつながるんですよ~。
周りに当たり散らして発散しろとは言いませんが、我慢してため込んでもそれは体にとって良くない結果になるだけ。
自分なりのストレスの流し方を見つけてみて。
たとえば、
・イライラしたことは人に話す
・書く(書いたら捨てる)
・むかっときたら深呼吸・・・するだけでも、巡りは変わり始めます。
瘀血は、特別な体質ではなく、誰にでも起こりうる「巡りのトラブル」です。
難しく考えず、流れを良くすることをイメージして、少し温める。少し動く。少しゆるめる。
そんな程度で少しずつでもOK!
完璧を目指さなくて大丈夫。
体の流れは、少しずつ整えていけますよ♪



