パンも良いけど、お米もね♪
- 漢方まりも(店主:まりこ)
- 11月14日
- 読了時間: 3分
漢方まりもでは、カウンセリングの際、食事内容をお聞きすることがあります。
最近は、以前に比べて「朝はパン派です」と答える方が増えている気がします。
お米も値上がりしましたからね~・・・
糖質制限やダイエットの関係で、炭水化物を避けている方もおられ、「お米=太る」と思われている方も少なくありません。
でも、お米は炭水化物としてだけ考えて避けるのはもったいないと思います。
主な成分は確かに糖質ですが、それ以外にもたんぱく質、ビタミンB群、ミネラル、食物繊維がバランスよく含まれています。
欧米人には、小麦や牛乳などを使ったパン食は良いのかもしれませんが、やはり日本人には日本の風土に合ったお米が、体質に合っていて、負担なくエネルギー源として吸収できるものだと思っています。
体を動かすエネルギー源でありながら、パンよりも腹持ちがよく、消化にもやさしいため、体を冷やしにくいのも魅力なんですよね。
白米の栄養と役割
精米した白米は、確かに玄米よりも栄養は減りますが、それでもブドウ糖・たんぱく質・ビタミンB1など、体を動かすための基本的な栄養素はしっかり残っています。
特に日本人の腸や消化器は、長年「お米中心の食文化」で育ってきたため、白米は消化吸収しやすく、胃腸にやさしい炭水化物といえます。
エネルギー補給だけでなく、消化に優しく、満足感が得られることも、お米ならではの魅力ですよね!
玄米と白米、どっちがいい?
健康意識の高い方の中には、「白米より玄米のほうが栄養がある」と玄米を選ぶ方もいます。
確かに玄米には、食物繊維・ビタミンE・ミネラルなどが白米より豊富で、しかも満腹感が得られるうえに、便秘がちな方にも良いし、ダイエットにもメリットがあります。
だけど、外皮がかたく消化しにくいのが難点なんですよね・・・。
【玄米のメリット】
・ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富
・血糖値の上昇をゆるやかにする
・満腹感が得られやすい
・腹もちが良い
【玄米のデメリット】
・消化に時間がかかる
・よく噛まないと胃腸の負担になる
・人によっては、お腹が張ったり、おならや腸の不調が出る
【玄米が合わない人】
・胃腸が弱い方
・早食いの方
・冷えやすい、疲れやすい方
こうした場合は、玄米を摂取するより、白米や分づき米、雑穀を混ぜたお米のほうが体にやさしいですよ。
「健康そうだから」と無理に玄米を続けるよりも、自分の体質に合う穀物を選ぶことが大切です。
上手に食べるコツと見直しのすすめ
ダイエット中なら、ご飯の量や食べる順番を意識してみましょう。
野菜(食物繊維)→おかず(たんぱく質)→ごはん(炭水化物)の順に食べると、血糖値の急上昇を防ぎやすくなります。
それぞれの体型にもよりますが、目安として、1食あたりのごはんは120g(お茶碗に軽く7〜8分目)くらいがちょうどいいバランス。
おにぎり1個分ほどで、腹持ちもよく、無理なく続けやすい量です。
体に不調があるとき(疲れが抜けない、冷えが強い、気分が落ち込みやすい・・・などなど)・・・
そんなときは、薬に頼る前に、まず食生活を見直してみるのもひとつの方法です。
お米を嫌煙せず、自分に合う量・食べ方を見つけることも、心身を整える近道になりますよ。
毎日の食生活は「体と心をつくる大切な土台」
玄米・白米どちらも良さがありますが、大切なのは今の自分の体に合うかどうか。
パン派の方も、少しずつお米を取り入れてみませんか?



