ゾクゾクする！やばい、熱出るかも！そんな時は漢方薬が最適！

朝晩の冷え込みが強くなってきましたよね。

一日の中でも気温の差が激しくなっていて、体調を崩しやすい時期です。

寒気がして、あれっ？と思ったら風邪をひいてしまった、という方もおられるのではないでしょうか？

多くの方は、「悪化したら困るから」「熱出たら嫌だし、頭痛も困る」と、すぐに解熱鎮痛剤を使ったりなど、病院や薬に頼る傾向があります。

でも、実はそのゾクゾクこそが、体がウイルスと戦う準備をしているサインなのです。

病院では、熱や痛みに対してすぐ解熱鎮痛剤が処方されます。

もちろん、つらいときには必要な助けになります。

風邪であればノドの痛みや頭痛、そして発熱・・・解熱鎮痛剤を使えば、確かに症状がおさまり、楽になりますもんね。

ただし、熱はもともと「外敵（ウイルスなど）を退治するため」に起きている体の免疫反応。

体温が上がることで免疫細胞が活発に動き出し、外敵（ウイルスなど）を排除してくれるのです。

それを処方されたからといって、発熱でつらいわけでもないのに服用したり、予防として服用するなど、安易に考えてしまうと、解熱鎮痛剤の働きで体温をあげきれず、免疫の働きが途中で止まってしまうことも・・・。

結果として、ウィルスと免疫力の綱引きが長引き、風邪が長引いたり、ぶり返したり、こじらせたりと厄介なことになる可能性があります。

漢方では、風邪のことを冷えやウイルスなどの外からの邪（じゃ）を受けて体のバランスが崩れた状態と考えます。

そして、たとえ同じ「風邪」であっても、人によって体の反応＝「証（しょう）」が異なります。

・ゾクゾクして寒気があるが、食欲もあって元気 → 【葛根湯】など温めて発汗させるタイプ

・強い悪寒と節々の痛み → 【麻黄湯】など強く体温を上げれる実証タイプ

・汗をかいてだるい → 【桂枝湯】など体温をあげきれない虚証タイプ

まだまだ風邪に使う漢方薬は他にもありますが、代表的な風邪の初期に使うものも、タイプによって異なります。

このように、漢方薬は「誰にでも同じ薬」ではなく、体（証）の状態に合わせるのが特徴です。

その人の体の治る力を助けながら、自然な回復を促してくれるんです。

「漢方薬は長く飲まないと効かない」と思われがちですが、実は体質改善だけでなく、急な風邪など即効で効かせることができるものなのです。

風邪の初期に使う漢方薬は、早ければ早いほど効き目は早く、たった一度の服用でたちまち回復させることができます。

ウィルスの増殖スピードより、免疫力が病原体を抑える力の方が上回れば、改善していきますので、それには一刻も早く、体温をあげることが大切なのです。

そのときの証（体の状態）に合っていれば、短期でもしっかり力を発揮する。

逆に、合っていなければどれだけ長く飲んでも効きませんし、また拗らせてしまった場合も長引いてしまいます。

それでも、私は風邪には西洋医学の化学薬品より、漢方薬でバッチリ合わせて回復させる方が早いと思います♪

漢方薬は「長く飲まなきゃいけない薬」ではなく、そのときのあなたに合わせる薬です。

正しく選べば、今この瞬間の体調にも、ちゃんと応えてくれますよ！

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