お客様からよく聞かれる漢方薬の飲み方その2
- 漢方まりも(店主:まりこ)
- 2 日前
- 読了時間: 4分
私のお客様から、漢方薬の飲み方について質問を受けることがよくありますので、飲み方について以前もアップしていましたが、再度、投稿です!
どんな質問かというと・・・
「空腹じゃないと効かないの?」
「胃が弱いけど、食後じゃなくても平気ですか?」
「飲みたいけど、外出先でお湯が用意できない…」
などの質問をいただくことがよくあります。
今回は、インスタで漫画にした内容を、もう少し丁寧に解説していきます。
「正解は一つじゃない」という漢方の自由な感じも伝えられたらいいなーと思います。
1.空腹時じゃないとダメ? ― おすすめのタイミングはあるけど強制ではありません
一般的に、漢方薬は 空腹時がオススメです。
具体的に言うと、食前(食事の30分前) または 食間(食後2〜3時間) に飲むことが推奨されています。
これは「胃の中が空っぽだと、成分が吸収されやすいため」という理由からですね。
ただし、これはあくまで おすすめのタイミング に過ぎません。
・吸収が良い
・成分がスムーズに働きやすい
といったメリットはありますが、空腹じゃなければ効かない、というわけではありません。
忙しい時や生活リズムが一定でない人にとっては、食前30分を毎回守る方がストレスになってしまうこともあります。
まずはご自分の「飲みやすいタイミングで続けること」を優先して大丈夫です。
こうした方がいいよ、っていうのは、絶対ルールでは無いのです。
2.胃が弱いから空腹で飲むのが不安… → 食後でOK
「何かあるとすぐ胃にきてしまう」という方、かなり多いです。
特に病院のお薬なんかは、空腹時に飲むものが少ないため、余計に不安がられる方もおられます。
どうしたらいいか?
答えは簡単!
心配な方は食後でOK♪
そして、漢方まりもではきちんと初回カウンセリングにて胃腸の調子も必ず確認させていただいています。
胃腸が弱い方には、そもそも 胃腸から立て直す処方 を選んでいきますので、漢方薬が胃に負担になるような出し方はしません。
とはいえ、やっぱり心配になる方もいらっしゃいますので、そんな場合は無理に空腹時に飲まれなくても大丈夫です。
漢方薬は、心と体の調子を整えることをとても大切に考えます。
なので、不安を抱えながら飲むよりも、まずは負担の少ないタイミングで飲むことから始めることが大事です。
3.お湯で溶くのが良い?→外出先ではお水でOK
漢方薬は、お湯で溶かしたり、お湯で飲むことで
・生薬成分が溶けやすい
・香りや味の変化に気づきやすい
・胃腸があたたまり、働きが整いやすい
といったメリットがあります。
ただ、現実的にはお湯を用意できない状況はよくあります。
外出先、仕事中、急いでいる時…いろいろですよね。
そんな時は、お水でそのまま飲んで大丈夫。
私自身も、外出中に急に必要になってお水で飲むことはよくあります。
「お湯じゃないとダメ!」と考えると飲みづらくなるので、これまた自由に取り入れてくださいね。
4.「飲まなきゃ」がストレスになる時は、一度立ち止まってOK
漢方薬は、毎日の積み重ねで心と体を整えていくものなんです。
「飲まなきゃ…」という義務感が強すぎると、かえってストレスになってしまいます。
忘れてしまう日があっても大丈夫。
今の現代人は忙しく、生活パターンも様々です。
本来ならこうした方が良い、という事はお伝えしていきますが、その方の生活リズムに無理なく馴染む方法を一緒に考えていきます。
無理せず続けられる方法を探すことが、漢方の大切な考え方でもあるんですよね。
5.おすすめの飲み方はあるけど、でも強制ではありません
漢方薬には、ベストな飲み方・より活かしやすい飲み方はあります。
ですが、毎日飲むものだからこそ、続けられない飲み方はおすすめしません。
・空腹じゃなくてもOK
・胃が弱いなら食後でOK
・お湯がなくても水でOK
・無理に守らなくてOK
あなたの体質とペースに合う方法を、ゆっくり見つけていきましょう。
迷った時はいつでも漢方まりもにご相談くださいね♪



