花粉症、体の中で何が起きてるの?アレルギーをやさしく学ぶ①
- 漢方まりも(店主:まりこ)
- 2月20日
- 読了時間: 4分
まだ朝晩は冷えたりするものの、昼間がかなりあったかくなってきていて、天気の良い日はお出かけしたくなってきました♪
ですが、ウキウキ気分だけじゃいられない、この時期になると、クシャミ、鼻水が止まらない、目までかゆくなる・・・なんて花粉症の人には困ってしまいますね。
なんでこんな症状が出るの??って思っちゃいますよね。
花粉症は、免疫の「防御反応」なんです。
花粉症は免疫の防御反応
私たちの体には、免疫という仕組みがあります。
ウイルスや細菌など、体にとって有害なものが入ってきたときに排除する働きです。
この働きのおかげで、外敵から守ってくれているんですよね。
花粉が鼻や目の粘膜に付着すると、体はそれを「異物(外敵)」として認識します。
すると免疫細胞が反応し、「排除しよう」と動き出します。
ここで重要な役割を果たすのが「IgE抗体」と呼ばれるものです。
花粉に反応するIgE(抗体)が作られ、それが粘膜に存在する「肥満細胞」と結びつきます。
そして再び花粉が入ってくると、肥満細胞から「ヒスタミン」という物質が放出されます。
このヒスタミンが、くしゃみ・鼻水・かゆみを引き起こしてしまうんです。
つまり、くしゃみ → 外へ吹き飛ばす、鼻水 → 洗い流す、かゆみ → 異物への警告として、どれも、意味のある防御反応なのです。
※ちなみにコロナやインフルエンザなどの感染時には、IgA抗体が作られますよ♪
過剰な防御反応による辛い症状
問題は、防御することそのものじゃないんですよね。
花粉症で悩んでいる人は花粉が体内に入ってきたことではなく、カラダの「反応が強くなりすぎること」ですもんね。
本来、炎症って体を守るための大切な反応です。
傷ができたときに赤くなるのも炎症。
細菌と戦うときに熱が出るのも炎症。
けれど花粉症では、この炎症が必要以上に大きくなりがち。
ヒスタミンの作用で血管が広がり、血管から水分がにじみ出て、粘膜が腫れていき・・・
その結果、
・鼻づまり
・クシャミ
・大量の鼻水
・目の充血、かゆみ
・のどの違和感など
といった症状が起こります。
花粉そのものよりも、体の中で起きている炎症反応のほうが、つらさの正体なのです。
今や日本人の4割は花粉症・・・
花粉の飛び交うような同じ場所にいても、平気な人もいれば、重症の人もいますよね。
ちなみに、私は花粉症ではないため、辛そうだなと思うことは多々あれど、その辛さを体感としてわかることが出来ません・・・(申し訳ない・・・)
日本人の約半数が花粉症というデータがありますが、軽度の症状(病院に行くまでもない)で、判明していない人まで含めたら、2人に1人は花粉症ではないか?という推測もできますよね。
何にしろ、国民病といっていいほどではないかと思います。
ただ、実際何ともない人もいて、花粉症の人とそうではない人、その差は一体なんなのでしょうか?
実は、これは免疫の「学習」と関係があります。
免疫は一度出会ったものを記憶します。
その過程でIgE抗体が増えやすい体質の人は、反応が強くなりやすいんです。
さらに、それに加えて
・睡眠不足
・ストレス
・疲労
・腸内環境
・粘膜の乾燥
こうした状態も炎症を強める要因になっちゃいます。
つまり抗原である花粉が原因というだけじゃなくて、体全体のコンディションも影響しているってことになります。
防御とはいえ、過剰なら不調になる
ここがとても大事なところですよね。
防御反応は本来、必要なもの。
でも、それが過剰反応となれば日常生活を乱します。
守る力は大切ですが、過剰な炎症は落ち着かせる必要がある・・・。
そしてそこに、薬の役割があるんです。
炎症は火事のようなものです。
小さな火は必要な反応。
ボヤのうちに鎮まれば問題ないのですが、火が過剰になり、燃え広がれば、周囲を傷つけてしまう・・・
薬は、その火を消したり、広がりを抑えたりする働きをします。
・抗ヒスタミン薬は何をしているのか
・炎症を抑えるとはどういうことか
・抑えるのは悪いことなのか
花粉症を「ただ辛いもの」ではなく、「体の反応」として理解できると、見え方が少し変わってきます。
次回はこのあたりを、もう少し具体的に整理し、「炎症(火事)と薬の役割」について投稿しようと思います♪



