炎症は「火事」、薬は「消火器」アレルギーをやさしく学ぶ②
- 漢方まりも(店主:まりこ)
- 2月27日
- 読了時間: 3分
前回、花粉症の症状は体の中で起きている「炎症」、つまり火事のような状態だという内容で投稿しました。
花粉症の主な症状であるくしゃみ、鼻水、目のかゆみ。
これらは花粉そのものが悪さをしているというより、花粉に対して体が過剰に反応して炎症(火事)を起こしている結果なのです。
そこで今回は、その炎症に対する治療の役割についてです。
ステロイドは、火を消す薬=消火器に近い
炎症が強く起きているとき、まず必要なのは炎症を止めることです。
実際に家が燃えているときに、「燃えにくい家づくり」を始めても火は止まりませんよね。
当然ですが、まずは火を消すことが最優先です。
ステロイドは、強く起きている炎症を素早く抑える力があり、即効性があります。
症状が酷く、一刻も早くこの症状を止めてほしい!となってくると、ステロイドは効き目が素早くて、つらい症状を早く楽にしてくれる大切な治療方法です。
「使い続けて大丈夫?」と不安になる声もよく聞きますが、適切に使われるステロイドは、必要な場面で体を守るための消火器のような存在です。
炎症が強い時期に火をしっかり消すことは、とても重要なんです。
それでも毎年くり返す理由
おそらく、多くの花粉症の方が心の中で思っていること・・・
「薬を使えば楽になるけど、毎年また同じことの繰り返し」
これは、薬の効果が十分じゃないとかではなく、火は消えても「火種」が残っていて、しかも体は「火がつきやすい状態」のままだからです。
例えば、乾燥した状態では、小さな火種でもすぐ燃え広がります。
反対に、湿り気のある環境では火は広がりにくくなります。
体も同じなんですよね。
繰り返すのはつまり、「燃えやすい体」になっているのです。
漢方薬が目指すもの
漢方薬の役割は、火を一気に消すことではありません。
体の土台を整え、炎症が起こりにくい状態へ近づけていくこと。
いわば、燃えにくい体づくりです。
基本的な改善ポイントは必ずあります。
そうした積み重ねが、ちゃんと影響していくんです。
ここでお伝えしたいのは、西洋薬か?漢方薬か?という選択ではありません。
火事の現場では消火器が必要です。
そして同時に、火が起きにくい環境づくりも重要です。
症状を抑える治療と、体質を整えるケア。
この二つは役割が違うだけで、どちらも体を守る方法です。
ただ、炎症が起きてしまう構造をそのままに消化だけを続けていても、同じことの繰り返しなだけなので、消火しなくて済むカラダ作りをしていくことこそが大事なのだってことは、ぜひ、知っておいてもらいたいなと思います。
次回、燃えにくいカラダを作るにはどうしたらいいの?ってことをお伝えできたらなと思っています。



