カラダの余分な水が濁ってドロドロに・・・痰湿(たんしつ)って知ってますか?
- 漢方まりも(店主:まりこ)
- 6月20日
- 読了時間: 3分
◆「体内に溜まる老廃物・・・」ヘドロ化して厄介な存在!
カラダがだるく、頭も重たい感じがする・・・
むくみがとれない・・・
胃がなんだかチャポチャポ
食べた後に胃もたれする・・・
そんな症状、もしかして年齢のせいかな?と思っていませんか?
東洋医学では、こうした不調を「痰湿(たんしつ)」の可能性があるとして考えます。
これは、体の中に余分な水分や老廃物がたまり、それが濁ってドロドロ・ネバネバ化した状態です。

例えるなら、排水口にたまったヘドロのような厄介な汚れ。
本来であればサラサラ流れているはずの体内の「水」が、流れずに濁って滞ると、巡りも悪くなり、そのうえ気や血まで動かしにくくなってしまいます。
しかもこの痰湿、一度たまるとなかなか取れにくいという困った問題に。
疲れやすい、集中できない、痰がやたら絡む、肌荒れや口臭・・・
さまざまな不調の背景に、実は痰湿が潜んでいることがあります。

◆痰湿タイプのサイン、チェックしてみませんか?
痰湿の方は、むくみやすく、ぽっちゃりした体型の方に多い傾向があります。
また梅雨時や雨天時など、悪天候の時に体調を崩しやすいのも特徴です。
・頭や体が重だるく、肩こりがある
・胃がチャポチャポして気持ち悪い
・手足・顔がむくむ
・痰が絡む
・口が苦い
・口臭が気になる
・大食い、早食い、つい食べ過ぎる
・めまい、吐き気が起こりやすい
・吹き出物、ニキビができやすい
・油っこいもの、甘いもの、お酒が好き
・舌に白または黄色の厚い苔がある
・排便、尿のにおいが強い
・高血圧、高血糖、高脂血症の傾向になりやすい
こうしたサインが複数ある方は、痰湿体質の可能性があります。
◆生活の見直しと、体質に合った漢方でやさしく整える
痰湿の原因は、日々の「食べ方」や「生活の癖」にあることが多いです。
冷たいものや甘いものを控える
味の濃い食事や、脂っこいものに気を付ける
よく噛んで、ゆっくり食べる(早食いNG)
海藻やきのこ、こんにゃくなどで水はけをよくする
軽い運動で、体内の巡りを助ける
禁煙やストレスケア、しっかりと睡眠を取る

こうしたセルフケアに加えて、体質に合った漢方薬を取り入れることで、もっとスムーズに整いやすくなります。
◆「ずっと不調」があたりまえになる前に…
体の声に耳を傾けることは、自分を大事にすること。
「私、もしかして痰湿タイプ?」と感じたら、まずは一度ご相談ください。
「漢方まりも」では、あなたの体の声を丁寧に聴きながら、心にも体にも無理のない方法を一緒に探していきます。




